暗記…あんまり好きな人はいないと思います。特に意味のない配列なんかは難しい。
音楽だと、コードの構成音など覚えるのがしんどいです…。
そこで、サッと暗記したい問題をiPhoneが出題してくれたらどうかな?と思い「ショートカット」を使ってみました!
アプリのアイコンをポチッと押せば、ランダムで問題を出してくる!って感じになる予定です!
まずはどんなものを作るか、具体的に考えてみます!
↓英文から単語帳を作ってみてます。
どんなものを作るか?
問題はなんでもいいと思うのですが。今回は最初に書いていた、“コードの構成音”を問題にしようと思います。
もちろん、自分で作るときは”英単語“などでも良いと思いますよ。
コード(問題)をSiriに読み上げてもらった後に、一定の時間を開けて自動でコードの構成音(答え)を読み上げてもらうというショートカットを作ります。
- Siriが問題を読み上げる
- 数秒後に自動で答えの読み上げ
起動方法は2つ…
- アプリのアイコンをタップ
- Siriに出題を頼む
…という方法で開けるように設定します。
早速、作っていきましょう!
リストを作る
最初に出題される問題を作っていきます。
「リスト」というアクションを検索フィールドから探して設置してください。
ここではまず問題となるコードを打ち込んでいきます。
今回は簡単なものだけにしています。
- 「C」
- 「Dm」
- 「Em」
- 「F」
- 「G」
- 「Am」
- 「Bdim」
ここで注意点!
今回は作ったリストをSiriに読み上げてもらいます。
なので、アルファベットの「Dm」としてしまうと「ディーエム」という風にSiriは読んでしまいます。
「Dm」とはせずに…
「ディーマイナー」もしくは「Dマイナー」
としておきましょう!
…ということでこんな感じにリストができました。
続いて、このリストからランダムで問題を出してもらいます!
リストから項目を取得
次に「リストから項目を取得」というアクションを検索フィールドから追加します。
「取得」という項目があるので、これを…
- ランダム項目
…に変えてください。
これで上のリストから1つを選んで、次のアクションに渡すということができました。
次はこれをSiriに読み上げてもらいます。
Siriに問題を読んでもらう
ランダムで問題を選ぶことができたので、これをSiriに読み上げてもらいます。
「テキストを読み上げる」というアクションを追加してください。
今回の問題は「コード」でしたが、英単語などの問題を作っている場合は、「言語」を日本人から変更してみてください。
「英語」などにするとネイティブの音声で発音をしてくれますよ!
設定できたら、画面上の「▶︎」再生ボタンをタップしてテストしてみましょう!
どうでしょうか?何回か試して色々なコードを喋ってくれていますか?
大丈夫そうなら次へ進みましょう!
辞書の追加
次は「辞書」というものを使います。
これはある「キー」になるテキストや値などが指定された場合に“決められた値”を出力するものです。
これに「問題」と「答え」を入れていれていきます。
追加する際にデータ選択を求められたら「テキスト」を選択してください。
キーさっき作ったリストの…
- C
- Dマイナー
- Eマイナー
- F
- G
- Aマイナー
- Bディミニッシュ
…を追加します。
続いて、テキストと書かれたフィールド辞書の値ですね。そこに…
- ドミソ
- レファラ
- ミソシ
- ソシレ
- ラドミ
- シレファ
…を入れていきます。これが問題の答えになります。
ここで少し引っかかる人がいると思うので説明です。
最初の「リスト」を作らないで、この辞書を使えばよかったんじゃないの?2度手間じゃん…。という疑問。
辞書のデータを「リストから項目を取得」をで使おうとすると、辞書を1つのリストのデータとして認識してしまいます。
つまり、辞書の中身すべてが選択されてしまいます。
- {“C” : “ドミソ”, “Dマイナー”:”レファラ”, “Eマイナー” : “ミソシ”, ……”Bディミニッシュ” : “シレファ”}
↑このデータが1つのものとして認識。
もし辞書データをリストとして使いたい場合は、1つのデータしか入ってない辞書をリストにするしかありません。
ということで、今回はリストと辞書それぞれを別に作りました。
ちなみに「リストから選択」を選んだ時に限り、リストと同じように辞書のデータから1つを選択することが出来るみたいです。
ちょっと脇道にそれましたが、続きをやっていきます。
できた辞書データをもとに、ランダムで選ばれた問題(キー)から答えの値を取り出していきます。
「辞書の値を取得」のアクションを追加します。
「取得」は “値”
「キー」はマジック変数を使って入力していきます。
キーボードの左上にあるボタンをタップします。するとアクションから出力されるデータを変数として指定できます。
画面をスクロールして、「リストからの項目」を選択します。
Siriに答えを読み上げさせる
最後です!
さっき追加した、「テキストを読み上げる」をアクションの最後に追加します。
こちらも必要であれば設定を変えてみてください。
テストしてみましょう。どうでしょうか?
Siriが問題を言った後に、すぐに答えも言ってしまっています。
答えまでに少し間をおいてもらう為に、「待機」というアクションを入れていきましょう。
「テキストを読み上げる」と「辞書」の間に「待機」を配置します。
待機する秒数は自分のお好みで決めてください!
これで完成です。
起動方法の設定
最初に書いたように2つの起動パターンを作ります。
まずはSiriによる起動です。
画面右上の設定ボタンをタップします。
「Siriに追加」をタップします。
すると録音を求められるので、”問題出して” など自分の好きな言葉を入れましょう。
これだけで完了です!
Siriを起動して “問題出して” と言えばSiriが自動で問題と答えを読み上げてくれます。
もうひとつ起動方法を設定します。
さっきの設定画面を下にスクロールして、「ホーム画面に追加」をタップします。
すると「Safari」が起動してアイコンの画面になります。これは特にインターネットにつながっているわけではないので、ご安心ください。
あとは画面の指示にしたがって、共有ボタンをタップして下の段をスクロールすると表示される「ホーム画面に追加」をタップしてください。
これでホーム画面に配置されたアイコンをタップするだけで自動でショートカットを実行して、問題を読み上げてくれます。
まとめ
これぐらいのアプリなら探せばいくらでもあると思いますが、自分で作るといろいろカスタマイズできて楽しいし、愛着が出来るので勉強自体のモチベーションも少し上がるかな?と思います。
ショートカットでもう少し面白いものも作ってみたいですね!
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