みなさん、こんにちは!
曲を作っているとテンポチェンジを使う場面があると思います。
iOS版のGarageBandでは現在のところ途中でテンポチェンジをする事ができません。
しかし、裏技的になってしまいますが、テンポチェンジを作る事は可能です!
今回は、iOS版でテンポチェンジをする方法を見ていきましょう!
※テンポチェンジにはMac版 GarageBand/Logicが必要です。
- Garage Band Ver.2.3.8
- iPhone iOS 13.4.1
iPhone版のテンポ設定がどうなっているのか?
まずは、テンポはどこで確認するのか?みていきましょう。
メイン画面にあたる「トラック表示」画面の右上にある歯車の「 設定ボタン」をタップします。
ここから、その曲の様々な設定をすることができます。
タブが出てきたら下の「曲の設定」をタップして選択します。
曲の設定画面が開かれるので「テンポ」を選択します。
現在の仕様ではテンポ1つのみ設定することが可能です。
つまり、曲の中でテンポチェンジできません。
なので、1曲通して設定したテンポで操作しなければなりません。
また、小数点の入ったテンポは設定することはできません。
細かい設定はできないってことですね。
救いなのはタップテンポがあることですね。細かい操作がやりずらいiPhoneには必須!
iPhone版GarageBandを途中でテンポチェンジしたい場合(Mac版 GarageBand/Logicを使う)
iPhone版のGarageBandを途中でテンポチェンジをする方法は裏技的になってしまいますが可能です。
Mac版のGarageBand/LogicのプロジェクトファイルをGarageBandに送ることでテンポチェンジを使うことができます。
iPhone版のGarageBandにはMac版のGarageBand/Logicのファイルを共有して開くという機能があります。
これによってMacで作ったファイルをGarageBandで開くことができます。
この共有機能を使うとMac版のプロジェクトファイルのテンポチェンジを反映させることができます。
Macで作ったファイルをバウンスしたオーディオトラックの入ったGrageBandファイルを作るもので、“個々のトラックのを書き出すものではありません”。
Mac版で作ったものに何かしらプラスしたい時の使用に向いています。
GarageBandで追加したトラックは次回Mac側のファイルを開いた時に共有されます。
LogicからiOS版への共有のやり方
まずはLogic側でテンポチェンジの入ったファイルを作ります。
この時、なにか書き出したい最後の位置に何かしらリージョンをおいてください。
何もないプロジェクトファイルだと音が書き出されず、テンポチェンジも書き出されません。
共有するファイルができました。
メニューバーの「ファイル」>「共有」>「プロジェクトをiOS用にGarageBandに…」という順番で選んでいきます。
Mac版 GarageBand iOS版へ共有のやり方
こちらもLogicと同じくテンポチェンジを入れた、ファイルを作ります。
画面上のメニューバーの「共有」の1番下の「プロジェクトをiOS用 GarageBandに…」を選択します。
これで送信されるようですが、自分の環境では、ほぼ送信されていませんでした。
同様の場合は、その後に表示されるダイアログ「もう一度送信しますか?」で「送信」を選択してください。
ファイル選択画面になるので、『iCloud』『dropbox』を選択してファイルを共有します。
iPhone版で共有したファイルの開き方
iPhoneのGarageBandの「ブラウズ」「iCloud」から該当ファイルを探します。
見つからない場合は検索から調べるといいと思います。
テンポをiOS版のGarageBandに共有した場合どうなるか?
テンポチェンジを共有したファイルはiOS側でテンポの変更ができない
Macから共有したファイルでテンポチェンジをしている場合は、iOS版でテンポを変更することができません。
テンポ設定画面を呼び出しても以下のような表示がされます。
テンポチェンジをしたいなら「Macを使ってね」てことですね。
小数点がついたテンポも共有される
小数点のついたテンポも共有されるみたいです。
小数点のついたテンポでLogicから作ったGarageBandのファイルと元のLogic、同じ位置にMIDI音源を作って書き出したところ、ぴったりテンポがあったので小数点は適応されるらしい。
テンポカーブは共有されない
テンポカーブについては共有されません。
上記と同じく書き出したところ共有されませんでした。
残念…
拍子の途中変更は共有されない
拍子の途中変更は共有されません。
最初に設定されている、iOS版のGarageBandで設定できる拍子は共有されます。
- 4/4
- 3/4
- 6/8
iOS版のテンポチェンジはどこで使えるか?
iOS版のGarageBandのテンポチェンジ機能はどのような時に使えるのか?考えてみました。
クリックを使ってない曲をiPhoneで耳コピしたい時
現状Macを使わなければテンポチェンジができないので、普段からMac版Logic/GarageBandに耳コピしたい曲を送っておいて、空いた時間に耳コピするというのがいいかなと思います。
- クリックを使っていない古い曲
- Live音源
- 教室などの先生に演奏を録音させてもらった時の音源…など
本格的に耳コピしたければ、Mac版でという感じですね。
テンポチェンジする曲を練習したい時
DAWを使うとなると最小でもノートパソコンが必要です。テンポチェンジ限らずDAWを使って歌や楽器を練習する時は取り回しに少ないiPhone、iPadを使うのが便利かもしれないです。
まとめ
現状ではiOS版でテンポチェンジを設定するのに一手間かかってしまうので現実的ではないなーと感じます。
さらにiOS版GarageBandで曲を作ってる時には変更できないですしね…..。
正直、使いどころはかなり限定的です。
基本的にはiOS版ではメモ程度の音源を作ることが多いと思うので、iOSではテンポチェンジを書かずMac版で仕上げる時にテンポチェンジは書きましょうということかもしれませんね。
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