意外と覚えられていない指板の音名
ギターをはじめて最初の方に覚えるものとして、“コード” や “スケール”などがあります。
多くの人が覚える際に”ダイアグラム“などを使って、形で覚えていると思います。
これに加えて早めにギターの指板の音名も覚えた方がいいです。(6弦開放弦から E, F, F#…..)
しかし、この指板の音名の暗記は後回しになってしまうことが多いみたいです…。
やらない要素として…..
- シンプルにめんどくさい
- 覚えなくても弾ける。
- 直接的に曲を弾けることにつながらない
- TAB譜で弾くので関係ないです…
- 5弦6弦だけでよくない?
…など
覚えるメリットは?
- ギターで覚えたフレーズを他の楽器にも利用できる
- “手癖で弾く”ということが減る。
→考えながら引くことの第一歩につながる。 - 譜面を読む助けになる
→TAB譜脱却!他の楽器の譜面など弾ける - よくあるスケールのポジション図を覚えなくて良くなる。
- 固定ドで譜面が読みやすくなる
…など
どこまでやればいいか?
覚えたつもりで意外と完璧に覚えていない人も多いかも?
「ここが “C” だから…. “E♭” だ!」
みたいな形で少し時間がかかってしまう人もいると思います。
指板の位置を見た瞬間に「A」、「C#」など
覚えたというのは基本的には即答できること。
指板の位置を見たら音名が思い浮かぶ感じ。
ほぼ言語と同じレベルまで到達していればクリア。
覚えるための指板のパターン
スケールポジションパターン
よく教則本とかにかいてあるCメジャースケールのイメージ。
白い部分を丸にしたり、よく見かけると思います。
シンプルにとりあえずCメジャースケールが覚えられます。
一番最初に覚える人も多いので、ここまでは覚えてるという人も多いと思います。
眺めながら弾いていると手癖だけで覚えてしまい、
どこの音がCメジャースケール内の音か?というのだけを覚えて終わってしまう人もいると思います。
要するにどこがCの音でどこがBなのかというのはわからない。
この現象は他のスケールを覚える時にはよく起きていると思います。
音名を入れたパターン
音名を入れて覚えるどこにどの音があるのか覚えます。
これを覚えてしまって、メジャースケールを他のキーで弾くときは平行移動するというのもあり。
ピアノの鍵盤のイメージ
※1番左が0フレット
ギターの弦をそれぞれ別の音から始まる鍵盤だと考えます。
ピアノって視覚的に見た瞬間にその音が何かわかるのでピアノの鍵盤をイメージして覚えてしまおうというアイディア。
ピアノを弾く時に習ったのだけど、譜面を読む時に音名までは考えないんだそうな…譜面の音符を直接鍵盤につなげてくイメージ。
頭の中で「C」,「D」などと考えていると弾くのが間に合わなくなってしまう。
意外と文字を浮かべずにスッキリと覚えられるのでいいかもしれません。
ただデメリットがあって、黒鍵というイメージで弾くのでスケールのどこに#、♭がつくのか把握しなければならないです。
わかりやすく、ドの位置を赤丸で追加….
※それぞれの弦による整合性が少し取れてません。
(例えば6弦の1フレットFのは下は5弦の1フレット)
覚えてよくなった事
- 何フレット…という意識がなく瞬時に音を割り出せる。音を伝えたりするのに迷わない。
- 固定ドで譜面を読みやすくなった。
移動ドで譜面を読むとコードと階名の違いがあって頭でなく認識できるようになった。(key=Eのドミソだから…というような感じの事。ただ白鍵のE黒鍵のG#、白鍵のB) - コードやスケールによってどの音に#や♭がつくかというのを覚えればコードやスケールごとにポジション表を覚えなくていいから楽。
インターバルで理解するパターン
最後に番外的な感じでこういうのもあげてみました。
ぶっちゃけるとこれは指板を覚えないというパターンです。
ただ、スケールのインターバルをすべて暗記するというもの。
「どこが#して…」というのを覚えなくて済む様になります。
ピアノのパターンでも書いた通り、字で覚えるのがあまりよくないんじゃないかなと考えているので、今弾いた音に対するインターバルの大きさだけを把握していくという弾き方です。
インターバルの動きと実際の音の移動を覚えられるので、訓練的に試すのもありだと思います。
1弦 半全全全半全全
2弦 半全全半全全全
3弦 全全半全全半全
4弦 全半全全全半全
5弦 全半全全半全全
6弦 半全全全半全全
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