iOS版のGarageBandでは曲の長さを変える時に「ソングセクション」というものを使います。
今回は「ソングセクション」の使い方を調べてみました。
ソングセクションとは?
多くの曲は「Aメロ」、「Bメロ」、「サビ」など、いくつかの“セクション”、まとまりで構成されていますよね?
iOS版のGarageBandでは、セクションごとに再生・編集ができるようになっています。
表示中のセクションは再生すると、そのセクション内が繰り返し再生されます。
また録音もセクションごとに繰り返してすることができます。
ソングセクションの操作方法
ソングセクションを長くする
ルーラー上の1番右側にある「+」ボタンをタップします。
ソングを新しく作成した場合は、1つのセクションしかなく「8小節」になっていると思います。
いくつかセクションがある場合は、「i」の部分をタップしてください。
画面が切り替わったら「マニュアル」の部分の数字をタップして変更します。
数字は1小節を表していて、“1小節単位”でしか調節する事が出来ません。
もし、上にある「自動」というボタンが“オン”の場合は“オフ”にしてください。
“オン”の場合はセクションの小節数を変更する事が出来ません。
自動
前段で“オフ”にした「自動」ですが、これは録音中にセクション内が繰り返されることなく、録音している限りセクションが“自動で伸びていく”というものです。
小節数も決まってなく、何か即興で“とりあえず何か録音したい”という時にはこちらを“オン”にした方がいいと思います。
なお、自動にできるのは一番最後のセクションのみです。
セクションの追加
ソングセクションの画面で、追加をタップします。
すると新たなセクションが追加されます。
追加される位置は、セクションの“1番最後”です。
追加されるセクションのデフォルトでは、8小節になっています。
セクションの複製
セクションを“複製”することもできます。
こちらもルーラ上の「+」をタップしてセクション画面に入ります。
複製したいセクションタップして選びます。
すると複製の部分が有効になるのでタップ。
※セクションを選択していなかったり、すべてのセクションを選択している時は複製をすることができません。
複製される位置は追加と同じくセクションの1番最後です。
すべてのセクション
セクションを2つ以上にすると、「すべてのセクション」という項目ができます。
これを選ぶと文字通り“すべてのセクション”が表示されます。
再生方法はセクションごとにループするということではなく、1曲まるまる再生されて最後まで行くと先頭に戻って繰り返されます。
リージョンをセクションとセクションの間に設置できる
セクションごとの表示時はセクションと次のセクションの上にリージョンが設置出来ないのですが、“すべてを表示”にすればセクションとセクションの上にリージョンを設置する事が出来ます。
ソングセクションの移動
ソングセクションの移動方法は2つ。
1つは「+」をタップしてソングセクションのメニューから移動したいセクションを“ダブルタップ”する。
もう1つは画面をスワイプを続けると、セクションネームが表示されて隣のセクションに移動することができます。
最大で640小節?
曲の長さの限度は“曲の合計で640小節”です。
それ以上にしようとすると以下の表示がでます。
ここで少し注意点が…。
ヘルプでは最大320小節となっていたり、公式を見るとこちらも320小節…。
試しに640小節作って書き出した時に、以下の画面が出ました。
これは小節数が原因かは分かりませんが、あまり長くにしない方がいいかもしれません…。
どうしても長さが足らないという場合はテンポを倍にして打ち込みましょう。
テンポ120→テンポ60
これなら小節数を増やせます。
Mac版GarageBand、Logicから移されると?
Mac版の「Logic」「GarageBand」からiOS版のGarageBand用プロジェクトを共有できるのですが、Mac版で“アレンジ”、“マーカー”などを作って送ってもパラメータは適応されませんでした。
つまり、Mac版で細かくアレンジを分けても、iOS版に移すと1つセクションになってしまいます。
曲の長さは“1番後ろにあるリージョンまで”になっています。
まとめ
今回の要点のまとめです。
- ルーラ上の「+」から設定
- 「自動」は録音時に自動でのびる
- 追加・複製で作られるセクションは1番最後
- 「すべてのセクション」で曲の全てを表示
- 最大640小節だけど短めに
他のアプリに比べて若干小節数を変えたり操作がわかりづらいと思います。
正直、ちょっと使いにくいので毎回自動にしておけばOKな気もします。
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