譜面の読めない音楽自体が初めてなギター初心者の人に口頭で「こう弾いて」っておしえるのは意外と大変。ピアノと違ってどこが何の音かわかりづらいんです。
「1弦の何フレット」と長ったらしく言わなくて済むように早見表を作ってみました。
あくまで初心者に説明しやすいだけで音楽的ではないので、はじめたばかりの人に説明する用。
作った経緯など書いてますが興味ない人は「完成」まで目次から飛んでください。
あ、あとちゃんとギターをやりたい人はこんな邪道な方法をやらないほうがいいです!
基本は頑張って練習あるのみなのだ!
作った経緯
読みやすい譜面ってないの?
ギターの譜面ってクラシックにしろ、TABにしろ読みにくい…。
五線譜なんて、もともとピアノありきなイメージ…。弦の番号とか指の番号とか追加して、なにがなにやら…
TAB譜はなんか全然音楽的に読めない(作った早見表も音楽的ではないけどね)
・・・と愚痴はこれくらいにして……
ギターって異弦同音などもあるので簡単に把握できる書き方や伝え方はないかなーと考えていました。
とりあえず、押さえられる位置に全て呼び方をつけ直そうと思いました。
ギターの弦は6本(7,8,12弦などもありますが…)それが22フレット(これも24フレットもあります)なので…
22x6=132
ちょっと多いので、12…11フレットまでにします。(開放弦があるので0-11、数は12)
12x6=72
72音、識別できればなんとかなるかも?
50音で音をつける
拗音(ようおん、きゃ、きゅ、きょ、とか)を抜いた日本語が全部で71音なので、当てはめていけば1音足りないけど何とかなりそうです。
ただし「お」と「を」が似ているので「を」を抜いて70音にしてみます。
6弦から「あ い う え お」で縦のラインにします。
- あ – 6弦
- い – 5弦
- う – 4弦
- え – 3弦
- お – 2弦
「やゆよ」は3音なのでには「わ」と「ん」を追加して5つに。
「ば行」「ぱ行」を1弦に足していく。
70しかないので足らない2つは拗音の「きゃ、きゅ」を足す。
これなら早見表を見ながら口で「ちうすつえせおこ」がドレミファソラシドのポジションですと説明できる(笑)
譜面も五線譜やTAB譜の6本線を書かずにリズムとどこを押さえるか?というひらがなだけ伝えればいい。歌いながら教えることも一応可。
弾いてみて少し変更
普通に弾ける人にはやっぱり音楽的じゃなくて弾きにくいです。逆に余計な要素が入っちゃいますからね。
それに「こ」っていう音が「ド」とリンクしてないのでわかりにくいんです。
まぁ、そもそも論は置いておいて…使いにくい部分に変更を加える。
「ぱぴぷぺぽ」が言いにくいので使わない。1弦は6弦と同じなので、「ん」を加えて2文字にした。
「ん」の場所が無くなってしまうので、「を」を使うことに。「wo」をわかりやすいように言えばわかる。
ここで気づいたのは、「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」異名同音がある。
「だ行」はカット、「ば行」にすることにした。
コードも考えてみた。Cは「ちすえこあん」なんのっこっちゃ…
これで、少しまた弾いてみました。
1弦に「ん」の入った音があるとすこし言いにくい、1弦はメロディ的なものを弾いたりするので、細かい音が多いです。
ベース的な使い方の6弦に2音の「あん」「かん」などにした。見やすさもあるのでまるまる反対に。
12フレット以上は同じ読み方でもいいかなーと感じたので、一応表記だけカタカナにしました。
完成
1つの押さえる位置に1つの音を配置しています。6弦のみ2音になり「ん」が入る。
あとはこの表をコピーしておく。
表記法はこんな感じ
- 1文字16分音符
- 「ー」で音を伸ばす
- いくつか鳴らす場合コードなどは[ ]で囲う
- 「・」で16分休符
- 「|」 小節線
試しにロックンロールとかブルースのフレーズ
「・・ぐー りーじー | [らり]ー[らり]ー [らり]ー[らり]ー [らり]ーぐー りーじー | [らり]ー[らり]ー [らり]ー[らり]ー [らり]ー・・ ・・・・」
何だかやばい言葉みたいだ…(笑)
まとめ
今回は変わったアプローチをしてみました。
使うならあくまで補助的な感じ。初心者でTABすらめんどくさい人にど〜〜しても教えたいという場合。
「1週間でこの曲弾きたい」とかなら言葉で弾く場所を覚えていくというのはありかも?です。
これを使っていいのは「今日ギターをはじめました」って人だけだと思います。
まぁ、暗号っぽいので遊んでみるのもありかもです。
こんなことしている時間があったらスケールのひとつでも覚えた方がいいでしょう(笑)
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