楽器を習ったことがある人なら、ほぼ言われたことがあると思うんですが、
「リラックスして!」「力抜いて!」「脱力!」と…..
ですが、これ…..
むずかしい!!!
ただ力を抜くだけなのにできないって人、結構いると思います。
自分なりの経験や調べたことをまとめてみたいと思います。
力を抜く感覚がわかっていない
僕はメインでギターを習っていました。他の楽器もちょこちょこ弾いたり習ったり…
その時、かならず言われるのが
「力みすぎ!」
そんな時は肩を上げてー、下ろして、深呼吸…
そんな感じで自分では力を抜いているつもりでも、どうもできていないらしい…
ギターで力が入っていたら、ピアノを弾いても力が入る。
ピアノで力が入っていたら、ドラム叩いても力が入る。
どんな楽器でも力みがち。
今にして思うと、感覚がわかってないからずーっとできない。
そう、明確にコツみたいなものがあると思うんです。
その感覚をつかんでないので、自分では力を抜いているつもりでも、常に力んだ演奏になってしまう。
そもそも脱力した状態とは?
感覚というけど、脱力した状態というゴールがわからないとしょうがない。
楽器演奏において、脱力した状態とはなにか?
3つあげてみます。
- 力を抜く
- 体の一部だけを使わない
- 体以外の力も使う
力を抜く
とんでもなく、
ダラーーーーーーっとすること
……以上。
だけどそれがむずかしい(笑)
そもそも、演奏したりすれば手なり足なり動いてしまうので力は必ず入ってしまっているはず。
何もなければダラーーーーーーッとしてられるのだけど、演奏で体が動けば、結局のところ何かしらの力は必要ですよね。
力を抜く→力を最小限にする
っていうのが正しい認識なのかもしれないですね。
体の一部だけを使わない
では、力を最小限にするにはどうするか?
それは体の一部分だけを使わないで他の部分をもっと使うこと。
ピアノやギターなどは手を使いますよね。
手を使う場合は、手首だけではなくて肘や肩も連動してもっと使う。
人間は体の中心に近いほど、大きな力を使えるんだとか。
例えば、ピアノを弾くのに必要な物理的な力を1とします。
手首は1、肘は3、肩は5まで使える力がある。
手首だけで弾くと1でガチガチ、全力を出さなければ弾けない。余裕がない。
肘で弾けば1/3の力、肩で弾けば1/5の力、肘にとっても肩にとってもそんなに力を使わなくても済む。
さらにこれを割り振っちゃえば、手首0.1、肘0.3、肩0.6みたいな感じで、全然力を入れずに弾くことができます。
ちょっと極端な話ではあったんですけど、手首だけ使わないで腕全体を使いましょうって感じです。
体以外の力を使う
体以外の力っていうのは、重力や反動です。
これが一番の要素かもしれません。
ほぼほぼ、この力に身を任せてあとはコントロールするだけというような意識かもです。
ただ手をあげてプラーっと落とす。体の重み「重力」で力は加わる。
上に手をあげる一瞬だけ力を使って、あとは手を落としてく意識でOK。
また、ドラムなら叩いた「反動」をうまく使う。
叩いた後に跳ね返ってくる反動の力でまたスティックを振り上げる。
使う力は楽器ごとに多少変わりますが、手の力だけで弾かないで手の重さや叩いた反動なども、もっと意識してみたほうがいいかもしれないですね。
それでもできない場合?
弾き方が間違っている
脱力の状態がわかっても、うまくできない…。
その場合は弾き方が悪いのかもしれません。
手首の動かし方などそもそもの動作が間違っていないか?
明らかに無理な弾き方をしていないか?
などなど….
弾き方自体を疑ってみるのがいいかもしれないです。
心理的な問題
それでも脱力できない場合は心理的なものかも?
何か演奏するときに気になってしまうことがある。
練習不足、暗譜をしていない、そもそも人前に出るのが緊張するなど。
人間、不安感などが入ると脳のパフォーマンスが下がるみたいで、その結果、力が入りすぎてしまう。
とにかく余計なことは考えないほうがいいらしい。
演奏だけに集中する。
もし何か不安要素があるならば、それを事前に取りのぞくようにしてみるといいかもしれないですね。
まとめ
以上、脱力についてまとめてみました。
練習する際にまず楽器によって脱力した状態とは?というのを考え直してみるのもいいかもしれないですね。
とりあえず腕を使う楽器の場合は腕全体をつかえるようにするところから意識していきたいです。
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