楽譜が読みにくい理由 と 五線譜以外 の表し方

楽器
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五線譜ってなんだかんだ読みにくい。子供の頃に楽器に触れる機会がないと少し読めるようになるまで、すごく苦労しますよね…。

なぜ、読みにくいのか?

五線以外はないのか?

私自身は音楽をギターで始めたのでその視点から考えて調べてみました。

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楽譜の歴史

まずは少しだけ楽譜の歴史から、歴史は古く紀元前2世紀にはあったようです。今ある五線の形とは違い文字や記号を使って表す方式でした。

その後、9世紀ごろに現れた音程の動きを表すネウマ記譜法、12世紀頃のモード記譜法計量記譜法などが生まれました。その後、譜面が発展して現在の五線になったようです。

五線はなぜ読みにくいか?

五線ってなんで読みにくいのか?考えてみました。

暗記することが多い

音域によって「ドレミ」の書き方が変わってしまう。

例えば…

全部「」の音なんですが音域によって線の間か?線の上か?が変わってしまいます。

」の音1つ覚えるのにいくつもの場所を暗記しないといけません。

キーによって書かれ方が変わる

キーが変わってしまうと音の配置が変わってしまいます。

下のようなメロディがあったとすると…

ドーレドミード」という超簡単なメロディーです。キーは「C」です。

これをキー「G」にすると下のように変わってしまいます。

キー「C」が読めるようになっても、他のキーになれば配置が変わるので慣れることが必要です。

また、「#」のつかないキー「C」で先ほどのメロディーを表示すると音の意味が変わってきます

この場合は音の動きは一緒ですがキーによっては動きも変わります。
(半音の動きなのか?全音の動きなのか?というのが変わる)

臨時記号が複雑

キー「C」であれば臨時記号が入っていても読みやすいです。

例えばキー「C」で「」の音を半音下げると…

簡単なので臨時記号がどうなるのかはわかります。

しかし、キー「D」でミの音の「F#」をフラットさせるときには「♭」をつけるのではなく「ナチュラル」の記号をつけなければなりません。

これはピアノであれば黒鍵が白鍵になるのでわかりやすいのですが、他の楽器やただ譜面を読む場合はわかりにくいのです。

五線のいいところ

いいところはもちろんたくさんあります。

  • ピアノにはもっとも適している
    キー「C」を基本に変えていくピアノには適しています
  • 覚えれば読みやすい
    読めるようになればスラスラ読める。
  • 1番メジャー
    もっともメジャーな記譜法なので楽譜自体が多くあります。
  • 和音が読みやすい
    コードネームで表すと「Cコード」というのはわかりますが、「ドミソ」なのか転回形の「ミソド」なのかすぐにわかります。

上げていけばもっとあると思います。

しかし、読めるようになるまでどうしても時間がかかります。

では、楽譜が読めなくても、どんな切り抜け方があるのか?考えてみました。

ピアノロールで読む

DTMなどのPCで音楽を作る場合は譜面が読めるより、こちらである程度わかる方がいいかもしれません。最近だとスマホでも簡単に音楽がつくれますよね。

大抵の場合は縦が音高でクロマチック横がリズムになっていて、音自体は四角のノートが配置され音再生できます。

音が切れるところでノートがなくなるので細かいリズムなどもわかります。(例えば五線だと、8分より微妙に短くしたくても分からない。)

ピッチについても「長3度」のインターバルであれば確実にその間隔なので視覚的わかりやすいです。(五線だと短3度、長3度が音域やキーによって変わる)

これだけデジタル化(スマホやPC)が進んだ現代であれば五線にこだわらなくていい気もします。

最近のカラオケでもピアノロール表示されてたりしますよね。

TAB譜で読む

ギターやベースなどの弦楽器でよく使われます。

楽器に特化した譜面が読めればいいかな?ということです。

でも、これを覚えて弾ける人は多いのですが、”初見で弾けるよ“という人は少ない気がします。(Pops/Rock系のギタリストでも初見であれば、五線+コードネームが読みやすいと思います。)

音楽的な部分にどうしてもつながりにくいので、前後を予想したり和音を考えて演奏がやりにくいのですよね。

他の情報(五線やコード)があって読むものかなと個人的には感じます。

あと、当然ですが他の楽器で使えません

もう少し別の形の譜面がないか?探してみました。

数字譜

数字譜は明治から昭和初期までは日本では五線譜より普及していたみたいです。

現在でも大正琴、複音ハーモニカ、二胡なんかで使われています。

数字を表現することで記譜をしていく方式で…

  • 休符 – 0
  • ド – 1
  • レ – 2
  • ミ – 3
  • ファ – 4
  • ソ – 5
  • ラ – 6
  • シ – 7

…と表ます。キーなどは、はじめに書いておき移動ド」を主体とした記譜法です。

音の長さは下線の本数などで表し、オクターブの音高については上下に点を打つことで表しています。

数字譜を使ったアプリもあります。

テキスト音楽

iOSのアプリケーションです。

‎テキスト音楽 - TextMusic
‎テキスト音楽は1項に基づく於略譜記譜法の急速な記譜アプリは、そのすべての楽譜は、テキストの構成要素。ソフトウェア内蔵90種類の楽器音色、サポートは32個の声部同時放送。 主要機能: ‣には向いて記譜音符キーボード。 ‣ビルトイン90種類の楽器の音色 ‣エクスポートMIDI、PNG、PDF、TXT、Audio F...

プログラミングのような感じで音楽が作れます。

音楽記号(繰り返しなど)や音楽表現も(ポルタメントやグリッサンド)記号で表すことができます。

キーを設定すると自動でトランスポーズして再生してくれます。

またインターフェイスも鍵盤の方式もあり入力がやりやすいです。

もちろん文字のように数字のテキストを打ち込むこともできます。

数字譜は「移動ド」がベースで和音などは少し確認しにくい方式でしたが、五線を発展させた方式もありました。

ムトウ記譜法

ムトウ音楽メソッド」を元に生み出された記譜法で1オクターブ3本線で表すことができます。

正しくは「クロマチックノーテーション」というみたいです。

「#」「♭」も使わなくてよいので、より直感的で見やすい譜面になっています。

どこの音域なのか?というのも譜面の左側に数字を書くだけなのでわかりやすいです。

和音などの表記も一定なので読みやすい記譜法になっています。

(ドミソなのか?ドミ♭ソなのか?キーによって変わらない)

詳しくは↓こちら

https://muto-method.com

普及していないのが残念なところ……。譜面アプリなんかもできていればいいのだけど…。

専用のクロマチックを主体としたキーボード楽器もあるみたいです。

小型化してMIDIキーボードになれば需要はありそうですね。

キー変化や即興性の高いPOPSなどの音楽にあっていると思うので、もっと普及したらおもしろいのになーと個人的には思っています。

まとめ

五線は長い目で少しずつでも読めるようにしたいですね。

その他の”数字譜”はアプリがあって手軽に使えるので、挑戦してみたいです。

他にも調べてみたら、速記や点字の楽譜、ハンドサインなどの表し方もありました。

今は新しい”MIDI楽器”や”OSC”などもあって、新しい形態の楽器も出てきています。なので、今後も新しい記譜法は出てくるかもしれないです。

良くて簡単なものはどんどん試していきたいですね。

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