iOS版のGarageBandで「フェードイン/フェードアウト」ができるのか?というのを調べてみました!
“iPhoneだけで全てを完結したい!”という場合には必要になるかもしれません。
それでは見ていきたいと思います!
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iOS版のGarageBandで”フェードイン/フェードアウト”は可能
iOS版でフェードイン、フェードアウトは可能です。
フェードアウトについては “ボタン1つ” で可能。
フェードインについては標準の機能ではなくトラックを手動でオートメーションさせる事で可能になります
ただし、iOS版(iPhone)ではマスタートラックをオートメーションさせる事ができません。
一括でオートメーションさせることができず、フェードインさせようと思うと少し面倒な手順が必要です。
- フェードアウト → ボタン1つ
- フェードイン → オーディオトラックにしてから手動で設定
では、それぞれのやり方を見ていきます。
設定ボタンによるフェードアウト
まずはワンボタンの“フェードアウト”のやり方を見てみましょう。
トラック表示の画面、右上歯車の「設定ボタン」をタップ。
表示されるメニューの「曲の設定」をタップします。
スクロールしていくと「フェードアウト」というボタンがあるので、これを有効にします。
これだけで終わりです。これは簡単ですね!
ただこれ『どういう設定になっているの?』っていうのがわからなかったので、Logicでファイルを開いて、確かめてみました。
フェードの終了位置
フェードアウトは徐々に音が下がって曲の最後で∞(無音)になります。
iOS版のGarageBandは曲の再生時にはループするようになっているので、何か演奏で使いたいという場合は注意してください!
音量を曲の最後で下げてもループして音量がまた上がってしまいます。
フェードの長さ
フェードアウトの長さは“テンポ”や“拍子”に関係なく約10秒になっています。
ポイントが3つ打たれて、およそで3等分されます。
- -3.2dB
- -9,2dB
- ∞(無音)
10秒に満たない曲の場合は、全体でおよそ3等分されます。
トラックによるフェードイン/フェードアウト
iOS版にはフェードインという機能はないのですが、“オートメーション”で再現することはできます。
これはフェードアウトも可能です。
オートメーションは画面右の楽器のアイコンをタップ。
メニューの「オートメーション」を選びます。
トラックが拡大されて、オートメーションで音量を調節できるようになります。
楽器のアイコンの横の“オートーメーションボタン”をタップすることでON/OFFを切り替える事ができます。
ONにすると自動でフェーダーが動くため手動で動かすことはできません。
画面左上のペンツールをONにして変化させるポイントを追加できます。
トラックがいくつもある場合はその分オートメーションをかけなくてはなりません。
ですが、トラック1つ全てを統合すれば、1つのトラックにオートメーションをかければ終わりです。
ただ、音源がオーディオデータになってしまうため、ノートの編集などが出来なくなります。
統合のやり方
も楽器のアイコンをタップしてメニューを出します。
統合をタップします。
組み合わせたいトラックを選択して、「統合」をタップすれば完成です。
2つのオーディオをファイルを並べれば、クロスフェードさせることも可能です。
まとめ
今回のポイントはこんな感じ…
- 設定で使うフェードアウト
「曲の設定」からワンボタン
時間は約10秒 - オートメーションを使う
自分でペンで書く
統合すると作業を減らせる
基本的にはMacにプロジェクトファイルを移しての作業が吉!
どうしてもMacを使えないという場合はiOS版でトラックを統合してからオートメーションを使いましょう。
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