iOS版のGarageBandには「LIVE LOOPS」というものがあります。
Ableton Liveのセッションビューのような形で四角で囲まれた「セル」タッチすると指定した音源がテンポに同期されて再生されるというものです。
よくDJの人なんかも使っているやつですね。
結構手軽に使えそうなので、ちょっと使い方を調べてみました!
ファイルを作る(開く)
まずは、なんでもいいので曲のファイルを作ります。
(もしくは既に作ってあるファイルを開いても大丈夫です。)
アプリを開いてファイルを選択する画面で右上の「+」をタップし新しいファイルを作ります。
最初に曲のファイルを作るとトラック追加をするのメニューが表示されます。
ここではトラックは選択せずに画面中央のタブの「LIVE LOOPS」をタップします。
※前回「LIVE LOOPS」をつかってアプリを閉じていれば、「LIVE LOOPS」の画面が表示されます。
画面が「トラック表示」画面に移ってしまった場合、画面左上の四角が3つあるアイコンの「ブラウザボタン」から戻れます。
LIVE LOOPSを開く
「LIVE LOOPS」を開くとアイコンを選択して新規、プリセットを選択する画面になります。
新規作成
右上の点線のアイコン「新規」は空の「LIVE LOOPS」を新たに作ります。
拡張ライブラリの追加
一つ左のアイコンは「拡張ライブラリ追加」です。
Appleから無料の「拡張ライブラリ」が提供されています。
iPhoneの容量に余裕のある人は全てダウンロードしてしまってもいいと思います。
テンプレートファイルの選択
その他はテンプレートファイルになります。最初から音源がいくつもセットされていて、すぐに演奏することが出来ます。
今回はテンプレートより「R&B」を選んで進めてみますね!
LIVE LOOPS画面について
さっそく選択して、「LIVE LOOPS」の画面を開いてみました!
画面はテンプレートの「R&B」を選んだ画面です。
拡大/縮小
まずは全体を把握するために、画面を縮小します。
画面右下のセル編集ボタンを押します。
↓すると全体の色が変わって編集モードになります。
「LIVE LOOPS」は編集モードと演奏モードに分かれています。
基本的には「タップして演奏」という制約があるため、編集をするときには必ず切り替えは必要になります。
「編集モード」で画面をピンチイン、ピンチアウトで画面の大きさを調節できます。
結構トラックが配置されていますね!これだけでいろいろ演奏できそうな印象です。
画面のスクロール
画面のスクロールは編集モードではなくても可能です。
- 縦
トラックのアイコンの部分をスワイプします。 - 横
下の矢印の部分をスワイプします。
セルのタイプ
四角で囲われたそれぞれ1つ1つをセルと呼びます。タップすると配置されたリージョンが再生されます。
セルの色が3つあってそれぞれのトラックのタイプが違います。
青 : オーディオ
オーディオデータのセルです。後述しますがトラック間でのセルの移動が可能です。
緑 : 音源
いわゆるMIDIの様な打ち込みのセルです。
キーボードトラックという様です。
同じ種類の楽器であればトラック間のセル移動が可能です。
(ギターからピアノなどはダメ…)
黄 : DRUMMER
DRUMMERトラックのセルになります。
簡単な操作で自動でドラムトラックを作ってくれる便利なトラックです。
DRUMSトラックは緑のセルになり、トラックのタイプが違います。トラック間のセルの移動もできません。
現在は1曲で2トラックまでしか作れません。
同じDRUMMERトラックでもセルの移動ができません。
ループ
セルのループ
ループするセルは丸くなっています。
再生すると音源が鳴り続け停止ボタンを押すまで止まりません。
ループしないセル
棒状になったセルは一度タッチすると再生せれて、セルの再生が最後までいくと停止します。
セルの編集
画面右下のセル編集ボタンをタップして編集モードにします。
セルの選択
セルをタップ、もしくはロングタップします。
タップは1つのセルを選択。
ロングタップは複数のセルの選択。
セルが選択されると枠線が太くなります。
選択された状態でセルをタップするとメニューが開きます。
選択を解除するには別のセルやセルのない場所をタップします。
セルをダブルタップすると前段のメニューの右の「設定」の画面に入れます。
選択状態でも、選択してない状態でも可能です。
↓設定メニューに入ります。
ここでループの解除などもできます。
セルの移動
セルをロングタップしながら、ドラッグするとセルを移動できます。
移動先にセルがある場合はセルが交換される。
複数のセルをドラッグすることもできます。
複数のセルを選択後ドラッグすると、移動することができます。
トラック
セルの再生は1トラック1つまで
1つのトラックで1つのセルしか再生されません。
同じ横の列では1つのセルしか再生することができません。
あるセルを再生中に別のセルをタップすると…
再生していたセルのが停止して、タップしたセルの再生が始まる。
同じトラックでは1つのセルまで再生できます。
トラックの追加
トラックの追加は画面のしたいスクロールして一番下の+マークで追加します。
音源とループのタブが出るので選択します。
ループはオーディオ
音源は楽器、DEUMMERです。
音量などのコントロール
トラックのアイコンをスワイプします。
トラックの音量とソロ、ミュートが選択できます。
※こちらは現在オートメーションなどを設定することはできない様です。
再生/停止
セルとタップするとその1つのセルが再生されます。
画面上の再生ボタンをタップすると…
一番左の一列が再生されます。
1番したの矢印のボタンをタップすると、その縦一列のセルが再生されます。
1つのセクションと考えてもいいかもしれないです。
タイムスナップ
タイムスナップはセルの音源が切り替わるタイミングの設定です。
セルごとに個別に設定もできます。
録音
録音は2つの録音があります。
- セルに録音する
- Live Loopsの演奏を録音する。
セルへの録音
セルの音声データを録音、編集したい場合は編集したいセルを選択後に左上のマイク(オーディオ)か ピアノ(音源)、ドラム(DRUMMER)のアイコンをタップします。
すると表示トラックが1つになり、普段のGarageBandと同じ様に録音、編集することができます。
曲の録音
画面上の赤い丸の録音ボタンをタップします。
すると録音が始まり「LIVE LOOPS」の演奏データが普段のアレンジビューの様なトラック表示画面に録音されます。
録音されたデータは左上の3つの棒のアイコンをタップすれば普段のGarageBandの画面に移動することができます。
まとめ
今回は基本的なところを調べてみました。
使い込んでいけば簡単なトラックを少ない時間で作れる様になりそうです。
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